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2. 変数:用例

変数:用例
用例 2.1

 printf 関数の書式付き出力を使用して定数の値を表示するプログラムです

#include <stdio.h>

main( )
{
    printf( "今日は%d月%d日です。\n", 12, 25 );
}
  • 文字列中の %d が、後の引数の値に置き換わって表示されます
  • 最初の %d が 12 に、次の %d が 25 に置き換わります記述した順番に従います
  • %d は、数値を 10 進数で表示する書式です
  • %d の数と、後に続く値の数は、同じでなければなりません
用例 2.2

 int 型の変数を宣言し、値を代入して表示するプログラムです

#include <stdio.h>

main( )
{
    int     month;
    int     day;

    month = 12;
    day = 25;

    printf( "今日は%d月%d日です。\n", month, day );
}
  • 変数宣言は、次のように1文で記述することも出来ます
    int     month, day;
  • =は、右辺の値を左辺の変数に代入する記号です
用例 2.3

 int 型の変数を宣言し、入力された値を表示するプログラムです

#include <stdio.h>

main( )
{
    int     month;
    int     day;

    printf( "月を入力してください\n" );
    scanf( "%d", &month );

    printf( "日を入力してください\n" );
    scanf( "%d", &day );

    printf( "今日は%d月%d日です。\n", month, day );
}
  • 値を入力するためには scanf 関数を使用します
  • 入力の際にはキーボードで数字を打ち、最後に Enter キーを押します
  • scanf 関数では、変数名の前の&を忘れないようにしてください
用例 2.4

 浮動小数点数である double 型の変数の値を、int 型の変数に代入しています

 型が異なるため、型キャストを行っています

#include <stdio.h>

main( )
{
    double  r = 5.678;
    int     n;

    n = (int)r;

    printf( "r = %f, n = %d\n", r, n );
}

 実行結果は以下のようになります

r = 5.678000, n = 5
  • double r = 5.678; は、変数宣言と共に初期化を行う記述です
  • n = (int)r; は、左辺の n が int 型、右辺の r が double 型であるため、型キャストを行っています
  • printf で、浮動小数点数を表示するには %f を使用します
  • n は整数なので、小数点以下が切り捨てられ、5 となります
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